高血圧でもフレイルは防げる
70歳越えたら血圧管理とフレイル対策
内容紹介
70歳代になると、健康のキーワードはメタボ対策からフレイル対策に変わります。
心身の活力が低下して、介護が必要になる手前の状態をフレイルといい、このフレイルにならないためには、年齢とともに増えてくる持病の管理と体力の維持が重要になってきます。
持病としてもっとも多い高血圧(患者数4600万人)の療養生活のなかで、60歳代、70歳代で変化してくる生活の改善ポイントから、高齢の高血圧患者さんがフレイルや要介護状態を防ぎ、健康長寿となる方法を紹介します。
1章 高血圧気をつけたい合併症 高齢期に要注意のフレイル/フレイルの多面的な特徴/血圧とフレイルの関係/加齢にともない増加する高血圧/動脈硬化のリスクが上昇/心不全とフレイルの合併 /サルコペニアにつながる慢性腎臓病 など
2章 正しい服薬法 薬物療法の基本/降圧薬を飲むときの注意点/服用後のめまいや立ちくらみに注意 /ほかの治療薬と併用するとき/薬の種類が多すぎるとき/健康食品やサプリメント など
3章 生活のなかでできること 治療中も日常生活の見直しを/食生活の改善ポイント/ふだんの塩分摂 取は?/高齢期は低栄養に要注意/有酸素運動のウォーキングが最適/高齢期に大切なレジスタンス運動/質のよい睡眠が大切/転倒・骨折に注意を など
増加する高齢者に向けた健康書。
2020年度より75歳以上の人にフレイル・介護予防の健診がスタートするため、
「フレイル」が浸透することが期待できます。