安野モヨコ選集 花とみつばち 4
近刊
あたし達はハチ。蜜を求めて、花を呼ぶの。
内容紹介
自分に自信をもてず相手の望むことを探ってばかりの小松に、不満を募らせるサクラ。ほんの小さなズレや誤解が、やがて大きな歪となっていく。
そこにサクラの元彼・遠藤と、刹那的に生きる美貴が加わり、二人の心のスキマに入り込んでいく……。
心情が激しく複雑に交差する女神と下僕の恋愛譚、ここに完結!
誰もが通過してきたこじらせた日々。他人からどう見られるか、気になって仕方がなかったあの頃――。
舞台はゼロ年代の東京。ルッキズムにもとづく「スクールカースト」がはびこる高校生活。モテか非モテかがモノをいう、過酷な世界。本作は、さえない男〝小松〟が、クラスの人気者である〝さくら〟に恋をし、ひとりの男として、人として成長していく物語。
連載当時、「モテバイブル」や「男版ハッピー・マニア」と称される事もあった。
今現在、学生生活を送る読者にも、共感の嵐が巻き起こるかもしれない。
そして、ときを経て大人になった読者には、あの時代はどううつるだろうか。
高校生の恋愛を通じ「どうにもならない心の綾」を描いた名作が連載時の美麗なカラーページを再現し、完全版(全4巻)として蘇る。