安野モヨコ選集 花とみつばち 1
新刊
女の人は、いつも言ってることが逆なんだ。
内容紹介
軽快なギャグと、白黒つけられない複雑な心情が巧に表現された名作を全4巻で刊行。
誰もが通過してきたこじらせた日々。他人からどう見られるか、気になって仕方がなかったあの頃――。 舞台はゼロ年代の東京。ルッキズムにもとづく「スクールカースト」がはびこる高校生活。モテか非モテかがモノをいう、過酷な世界。本作は、さえない男〝小松〟が、クラスの人気者である〝さくら〟に恋をし、ひとりの男として、人として成長していく物語。
連載当時、「モテバイブル」や「男版ハッピー・マニア」と称される事もあり、話題を呼んだ。
今現在、学生生活を送る読者にも、底知れぬ共感の嵐が巻き起こるかもしれない。そして、ときを経て大人になった読者には、あの時代はどううつるだろうか。安野モヨコが高校生の恋愛を通じ「どうにもならない心の綾」を描いた名作が連載時の美麗なカラーページを再現し、完全版(全4巻)として蘇る。
第1巻は、地味系男子小松が、一念発起!エステ「美男ワールド」に身を捧げ、美容や女性の心理を学ぶなど、自分磨きに明け暮れれるのだった。やがて少しずつだが成長する小松に目をつけたしたたかな女〝長沢チャン〟が、計算高く近寄ってきて……。