ハッブル宇宙望遠鏡 25年の軌跡
試し読み
ハッブル宇宙望遠鏡25年間の画像のすべて
内容紹介
ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が25年間観測してきた画像を掲載する決定版写真集です。
太陽系の惑星や衛星、銀河系内の星団や星雲、銀河系外銀河など。巻末にはHSTのデータ、開発・運用の歴史などを掲載する、ハッブル宇宙望遠鏡のすべてがわかる一冊です。
近年、天文学は飛躍的な発展を遂げましたが、どれほど望遠鏡の性能をあげても、大気などの影響を受けるため地球上からは理想的な観測を行えませんでした。ならば、地球の大気の外に望遠鏡を設置すれば、との構想のもとにつくられたのが「ハッブル宇宙望遠鏡(HST)」です。
HSTは、1990年4月24日、地上600kmの地球周回軌道に投入された、全長13.1m、直径4.3m、主鏡の直径2.4mの光学望遠鏡で、97分で地球を1周します。その性能(分解能)は東京から富士山頂に置いたピンポン球を識別できるほど。
この能力を駆使して、誕生間もない(5~8億年後)の宇宙の観測や、銀河の中心にブラックホールがあるという理論を裏付ける観測など、さまざまな天体の美しい姿を提供してきました。