呪われ姫は暴虐な騎士に娶られる 2
暴虐帝の独占欲は、毎晩女王を抱き尽くす
内容紹介
「お前の心を奪う者など、ひとりもいらない」
『暴虐帝』アルドルと婚姻を結んだ、クルヴァ王国最後の姫君・エア。
女王となったエアは、『赤』『青』と呼ぶ侍女の助けもあり、
盾突く国内の貴族達を治めていく。
「それ以上の寵愛を与えたら、相手が誰であれ、俺が殺す」
徐々に、自分の世界を広めていくエアの姿を見て、
アルドルは嫉妬心を隠せず、夜毎にエアを愛し、抱き尽くす。
そんな中、隣国・カペラ王国から、大使・コルディアが来訪する。
貞淑な未亡人に見える彼女だが、
実は過去にアルドルとただならぬ関係だったようで……。
人を惑わす美貌の裏、コルディアの持つ『悪意』が、エアに牙を剥きはじめる。
一方、クルヴァ王国を追われた元王女・トゥルヴィダは、
夫である楽師の指を治療するため、旅芸人として日銭を稼いでいた。
苦しい生活の中、歌姫として頭角を現すトゥルヴィダ。
そこへ、欲にまみれた神殿の魔の手が忍び寄り――。
謎を深めていくエアの出世の秘密と、赤髪の『呪い』の真相。
甘く鋭さを増していく、暴虐帝の独占欲。
絡まる情欲が波乱を呼ぶ、大注目の異世界TL、第二巻