甘く痺れて抜けない、義兄の棘 3
ずっと駿ちゃんとこうなりたいて思ってた
内容紹介
「私…ずっと、男の人に襲われたあの日から駿ちゃんとこうなりたいって思ってた」
駿(しゅん)と瑠璃(るり)が家族になって2年。
瑠璃はいつしか駿の前で何かをはぐらかすように、いつもヘラヘラと笑っていた。
そんな瑠璃の心情に踏み込めないまま時が過ぎ、駿は、瑠璃の同級生・野水晶(のみずあきら)と付き合うことに。
一方その頃、受験の迫る瑠璃は、駿と同じ「北学」に進学しようと勉強していた。
駿に勉強を見てもらううちに二人の距離は近づいて……。
『もし駿ちゃんと同じ北学行けたら……』
放課後にデートをする妄想が止まらない瑠璃だったが、偶然、駿のカバンの中に野水の学生証を見つけてしまう。
さらに、独占欲をむき出した野水のいやらしい罠が、瑠璃を待ち受ける。
「駿ちゃんと私は特別な存在で、なんでも知ってるんだからって……そう思っていた。」なのに――…
駿の本当の気持ち、瑠璃の駿への想いの行方は……!?
繊細でセンセーショナルな過去が明かされる群像劇TL第3巻!