両性花 1
交わる運命の番
内容紹介
「実験だからキスはしない。あとで泣く羽目になっても知らねーからな」先輩の香り、強くなってる…
先輩の汗ばむ身体と赤く染まる顔、そして湿った瞳に、私は吸い込まれそうで――
日下部ゆゆは、両性具有者の研究に意欲を持っている大学生。
なぜなら母親が両性具有者で、そのために短命で亡くなってしまったいきさつがあったからだ。
そんなある日、ゆゆは大学の教授から、同じく両性具有を研究している先輩学生・宇条有時を紹介される。
実験室に巣食って研究に没頭している有時に、ゆゆはアシスタントにしてほしいと頼み込むが、
なぜか何度も門前払いされてしまう。しかし、なんとか入室に成功。
そこでゆゆが目にしたのは、発作に苦しむ有時の姿だった。
実は有時も両性具有者で、自らのカラダを実験台にして研究していたのだった。
発作を静めるためには、他人のDNAが入った粘液が一番効果があるとわかっていたゆゆは――――!?
異色の題材で、各電子書店で大人気のTLコミックが、ついに初単行本化!!